価格の割にゴキゲンサウンドでお気に入りだったK420ですが、しばらく使わないうちにイヤーパッドがボロボロ崩れるようになりました。購入から約3年半経ってますので、そろそろ痛む時期だったのでしょう。

交換用パッドを通販で注文し、今日届きました。

早速交換します。
劣化したパッドは、少し引っ張ると破れてしまいました。

どうせ捨てるのでこのまま破壊!全部外しました。

ハウジングにネジが3本見えます。そうなると開けてみたくなりますね。
開けました。

裏返すと、ドライバーユニットの裏側が見えます。

予想はしていたのですが、音の良いヘッドホンだからといって見て判る違いなんてありません。ごく普通の構成です。音に影響する形状を調整しつつ試作していくもののようで、「ここがこうなってるからこんなに良い音になる」なんてことは内部を見てもわかりません。見た目での優位性は「振動板が大きいぞ」ってことくらいです。共鳴ポートとか低音増強の仕組みは無さそうなので、豊かな低音が出るは大きい振動板のお陰のようです。
では組み立てます。分解時は裏側を見ていないのですが、ヘッドバンドはこういう位置にくるようです。

そして蓋をネジ止めして元に戻りました。
そして、パッドを装着しました。これがなかなか難しく、コツを見つけるまで手こずりました。パッドを強く伸ばさないと入らない構造なのは見てわかりましたが、ハウジングの特徴的な形を利用すると簡単に装着できることに気づきました。そのためのああいう形になっていたんですね。
その形とは?
ビス止め付近の二箇所にある三角形の凹みがミソでした。

まず、上側を先に装着します。

そのままスリットに嵌め込んでいき、徐々に先ほどの三角のところまで嵌め込みます。

そして上側を十分奥まで嵌め込み、できるだけ下側に余裕ができるようにします。
そしてぐいっと引っ張って下側をスリットに押し込んで完成です。

一度わかってしまえば、次からは簡単です。
無事パッド交換を終え、またゴキゲンサウンドを満喫できるようになりました。
このAKG K420、ただいま私が買った値段の倍くらいの値段が相場になってるようですが、1万円で買っても十分満足のいくヘッドホンだと思います。
posted by R.yawatta at 01:17| 愛媛 ☀|
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